親鸞会講師 森安秀邦講師
「浄土真宗親鸞会の講師ってどんな人?」と題して貴重な親鸞会の講師の情報をシリーズでお届けします。
今回は、親鸞会の森安秀邦講師です。

なぜ、親鸞会の講師になったのか
父の仕事の関係でイギリスで生まれ、5歳まで過ごし、日本に来ました。
小学高学年になると、「日曜日や休日はないほうがいい」と考えるようになりました。
楽しいはずの学校も、日曜日になると、月曜日の学校が嫌に感じられる。
「月曜日はどうして、学校へ行きたくなくなるんだろう」
と考えた私は、日曜日が楽しいほど、月曜日が嫌になるから、日曜日はいつも通り過ごした方がよいのではないか、と思うようになったのです。
高校は、文武両道を目指す厳しい進学校でした。
夕方は部活動、夜は7時から11時半まで勉強する毎日。
3年生になると、受験一色になり、ひたすら机に向かいました。
しかし、一年間の予備校生活を余儀なくされると、大学への過熱した思いは冷め、改めて、
「社会に出て何をすれば満足できるか」
「人生悔いなしといえるものは?」
と考えずにおれませんでした。
「好きなことをやれば、満足できるはず」
とは思っても、考えるほど不安は後から後から出てきます。
「たとえ、好きなことができても、満足感はどれほど続くのだろうか」
私の出した結論は、「これを果たせば死んで悔いなしといえるものは、人生にはない」でした。
そんな私が大学に入って出遇ったのが親鸞聖人の教えでした。
「人生には目的がある。『人間に生まれてよかった』といえる目的がある」
そんなことが親鸞聖人が教えられていることを全く知りませんでした。
知れば知るほど深い教えに、自分と同じように生きる目的が分からず、悩んでいる人に、親鸞聖人の教えを伝えたい、という思いが強くなり、親鸞会で講師の道を志すことを決めました。