心理学者が警告 幸せに関する最も多い間違いとは? ~「幸せ」と「本当の幸せ」の違い(2)~

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「幸せ」と「本当の幸せ」の違いについて、シリーズでお届けしています。  

以前の記事をまだご覧になっておられない方は、先にこちらからお読みください。  

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前回までの内容を簡単にまとめてみました。  



人生の目的 = 本当の幸せ(本当の安心・満足)  

「幸せ」と「本当の幸せ」とは別物




お金 財産 地位 名誉 ……   
といった幸せが「本当の幸せ」とはいえない理由が2つある。  

理由1:これらの幸せにはキリがない(不満)


※もちろんこれらの幸せは大事だけれども、本当の幸せ(人生の目的)とはいえない。マラソンで例えると、これらの幸せは給水所のドリンク。ゴール(人生の目的)は本当の幸せ。



ここまで理解されたとして、今日はそのつづき、これらの幸せが本当の幸せといえない2つ目の理由についてです。  



心理学者が警告 幸せに関する最も多い間違い



飛躍的に進歩している心理学の研究結果に耳を傾けてみましょう。  



最もよくある間違いは、次のようなものが多くの幸福をもたらしてくれると思い込んでいるのです。  

たとえば、  

「仕事で昇進すること」  

「医師から健康だとお墨付きをもらうこと」  

「情熱的なデート」  

「お気に入りのサッカーチームが勝利を収めること」


など。  


物質的な面でいえば、  

「お金」や 

「ほしい物が手に入ること」

がそうでしょう。  


(『幸せがずっと続く12の行動習慣』 ソニア・リュボミアスキー)  



「昇進」「健康」「デート」「勝利」「お金」 「これらがあっても本当の幸せにはなれないって? それって、どういうことだ」  

と思われたかもしれませんね。  

この筆者も、受け入れるのは簡単ではないと前置きした上で、これらでは本当の幸せにはなれない理由を次のように語っています。


お金があってもほんとうは幸せになれない」と信じることは、どうしてこれほど難しいのでしょう?  

なぜなら、お金があれば、幸せになれるのは真実だからです。  

でも、「幸福」について研究している学者たちが力説するように、「人はお金があてば、長期間にわたって大きな幸せを得られると考えられてきたが、じつはお金があっても、短期間のささやかな幸せを得られるにすぎない」という点で誤解があったのです。  

(『幸せがずっと続く12の行動習慣』 ソニア・リュボミアスキー)  



ここにお金 財産 地位 名誉といった幸せが「本当の幸せ」とはいえない2つ目の理由が書かれています。  

それは、これらの幸せが「続かない」ということです。  

ご馳走を食べれば 満足するが……


まず理解の第一歩として、ご馳走を食べた場合という極めて身近な例で考えてみましょう。  


あなたが高級な料理を味わいつくしたとします。  

「満足、満足。十分いただきましたから、これ以上はもう結構」  

と幸せを満喫している。  

確かに、この時は満足しているでしょう。  


では、その満足はどれだけ続くのか?

当然ながら何年も続くものではありません。  

翌朝になればお腹がすいて、  

「何か食べるものない?」  

となります。  


もしその時「何もないから朝食はガマンしてね」といわれたらどうでしょう。  

さらに昼も抜きだとなったら……?  


確かに「もう、これ以上いらない」という満足感は短命といえますね。  


それは、お金、財産、地位、名声、といった日頃求めている幸せも同じです。  

得たときには「満足、満足」と思えるでしょう。  

しかし、満足感は時とともに色あせ、不満に変わります。

次は素敵な恋人ができたKくんの例でみてみます。  

つきまとう不安 「素敵な恋人ができた! けど……」



恋い焦がれていた女性とつきあうことになったKくんは「今までこんな幸せ経験したことがない」と有頂天になっています。  

ところが、そのKくんに今までになかった悩みがでてきたのです。  

どんな悩みが想像できますでしょうか。  

たとえば、  

彼女からのメールの返信が遅いと胸一面が重苦しくなってくる。  

受けると思って得意げにした話の反応が思わしくないと夜眠れない。  

他の男性と話していると落ち着かない。  

ましてや、自分に見せたこともないような笑い顔を見せたりすると不安は頂点に達する。  

そして、  

「もしや心移りがしたのでは……!」  

「すでに浮気? 二股かけられてる?」  

という疑念が頭を支配し、  

「あの子なしには生きていけない」  

と、彼女を失うことが不安で不安で何も手につかなくなります。  


このように、  

幸せが大きいほど「失いたくない」という思いは強まり、「失ったらどうしよう」の不安感も高まります。

満員電車の中では、サイフに小銭しか入っていない時より札束が入っている時の方が不安は高まりますし、風雨の中では、バタバタの服を着ている時より高級な服を着ている時の方が嫌な思いになる。それも同じ理由からです。  


つまり、まだ続いていても、失う不安がつきまとう。  

目の前にある幸せがはかないものと心の底では気づいているからかもしれません。  


世界の三大幸福論の一つといわれるヒルティの『幸福論』には、こう書かれています。  



味わってきた『人生享楽』は、ゆっくりと少しずつ色あせていく

カール・ヒルティ | 1993年04月発売

(ヒルティ『幸福論』二巻)  


前回も、幸福とは「安心・満足」だとお話ししましたが、  

お金や、財、地位、名声などは、安心の逆の「不安」が付きまといます。  

有れば有るほど不安も増大するという皮肉な結果になってしまうのです。   


まとめ



前回からの内容をまとめますと  



お金、財、地位、名声といった幸せが「本当の幸せ」といえない2つの理由  

 (理由1)キリがないから不満(⇔満足)  

 (理由2)続かないから不安 (⇔安心)




この2つの理由から、これらの幸せは本当の幸せ(人生の目的)とはいえません。  

前回もお話したように、これらは人生マラソンの給水所のようなもの、ということです。  


このことがよく分かると、本当の幸せへの理解がグッと近づきます。

長くなりましたので、今日はここまでとし、次回の記事はコチラです。  

  ↓↓↓  

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