期待したいガン治療の“革命「プレシジョン・メディシン」”と、延命の狙い 

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日本人の2人に1人がガンになる時代、あきらめなくてよい方法は、私たちの“盲点”の先に、ありました。  

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日本人に最も身近な病

自分が今、ガンの闘病中であるとか 家族の誰かが、ガンの治療を受けているという方も、いらっしゃると思います。  

わたくしの肉親も、5年前、ガンの告知を受けました。 
それを聞いた時、どう声を掛けたらよいかと悩みました。  

しかし今は、治療が幸いし、定期検査を受けてはいるものの、仕事にも復帰、ときどき旅行やフィギュアスケート観戦など楽しめるほどになっています。 
医学の進歩は本当に、ありがたいものです。 

「臓器別」ではなく「遺伝子別」に


日本人の2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで亡くなる時代といわれますので、 わたくしも、無関心では いられません。 

先日(11月20日)NHKスペシャルで、 “がん治療革命”が 始まった と、特集番組が組まれていました。 

「治療革命」という衝撃的な見出しで伝えていた治療法は、 ひとことでいうなら「臓器別」ではなく「遺伝子別」に治療する。 

つまり、ガン細胞の「遺伝子」を解析し、その人に合った薬を選び出す医療のことで、 「プレシジョン・メディシン精密医療)」と呼ばれます。  

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絶望のガン患者に希望の光

先進地はアメリカですが、日本でも、 がん研究センターや製薬会社によってプロジェクトが始動しています。 

40代の男性は、進行した大腸がんの治療中で、再発を繰り返し手術が難しい状況でした。 
しかし、ある薬の投与で、腫瘍が、かなり縮小しました。 

劇的な効果は、ガン細胞の「遺伝子」を解析し、適切な薬を投与する、 まさに「プレシジョン・メディシン」によるものだったのです。 

この治療法は、これまでの抗がん剤と比べると、多くの場合、副作用が少なく、 余命を延ばす効果が高いのがメリットです。 

広く普及すれば、今より更に長生きできるようになるでしょう。 

大胆にも忘れていること

しかし今はまだ検査を受けても、「変異した遺伝子」を特定できない場合もあります。 

進行した肺ガンを患う男性(60代)は、手術では対処できないと診断されて 「プレシジョン・メディシン」に望みをつなごうとしたのですが、 適切な薬が存在する「遺伝子変異」が見つかりませんでした。 

結果を聞いた男性が、「今の医学は、何とかなるもんだよ。進歩しているんだから」 「いいように考えよう、それしかない」と、つぶやいておられたのを聞き、 心に刺さりました。 

それは、「なんとかなるもんだよ」の一言です。  

なぜなら、この男性に限らず、人間は皆、肉体的には、最後必ず負ける闘いに挑んでいるのに、大胆にも私たち、それを忘れているのではないか……と感じたからです。  

いえ、忘れるはずはないので、知らず知らずのうちに、「死」を思考の外へ追いやり、 「考えないようにしている」といったほうが、合うでしょうか。

寿命を延ばす究極の目的

ガン治療の「革命」は、希望の光です。本当に期待しています。  

しかし、それでも、やはり人生には終わりが来ます。  

いつの時代、どこの国に生まれた人も、避けられない、厳粛な「生老病死」について、 仏教では「四苦」と説かれ、中でも最大の「死」の問題の解決が、明確に示されているのです。  

2600年前、インドで説かれた仏教が、現代にも伝え継がれているのは、昔も、今も、変わらない、「人間が人間である限り避けられぬ問題」と「その解決」が明かされているからでしょう。  

根本(こんぽん)の苦しみ・不安が解決されたら、根本から、幸せになれます。
「今、死ぬとなっても変わらない」安心、「生きてよし、死んでよし」の満足です。

医学の革命的進歩に感謝し、寿命を延ばす究極の目的はここにあると、 仏教に説かれています。  

情報提供 浄土真宗親鸞会 キティ




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