外国人が選ぶ世界に影響を与えた日本人ベスト1は?

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最も世界に影響を与えている日本人が、本の中で言っていました。 
「我々は今のところそれを欠いている。決定的に欠いている」と。  

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外国人が選ぶ世界に影響を与えた日本人ベスト1が指摘する「我々に欠いているもの」とは?



こんにちは、浄土真宗親鸞会クロヨンといいます。旅夫さんともどもよろしくお願いします。  

先日、テレビを見ていたら、某番組で「外国人が選ぶ世界に影響を与えた日本人ベスト25」という企画をやっていました。  

日本国内で影響力のある人なら、政財界の人たちが上位を占めるでしょう。しかし、それらの人たちの力は限定的で、海外にまでは及びません。  
代わって力を持つのが、文芸・思想の力です。普遍的な深さを持つ言葉は、時代や国境を超えて人を動かすのです。  
では、話を最初に戻しましょう。外国人の選んだ日本人第1位とは、一体誰だったでしょうか?

答えは作家の村上春樹さん。  

ちなみに2位は映画の黒澤明監督。  

3位がアニメの宮崎駿監督でした。  

村上さんの作品は、50を超える言語で翻訳され、それぞれの国で、それぞれの人たちが、「これは私のために書かれたものだ」と感じているそうです。  
それだけ普遍的、グローバルな内容を含んでいるという証でしょう。 そこで、村上さんの代表作の一つ『ねじまき鳥クロニクル』から、印象的な一説を紹介してみたいと思います。  

「どうすればものごとの効率がよくなるのか、戦後の歳月をとおしてそれ以外の哲学、あるいは哲学に類するものを我々日本人は生み出してきただろうか? しかし効率性は方向性が明確なときに有効な力である。  

ひとたび方向性の明確さが消滅すれば、それは瞬時に無力化する。  
海の真ん中で遭難して方向を失ったときに、力のある熟練した漕ぎ手が揃っていても無意味なのと同じだ。  
効率よく間違った方向に進むのは、どこにも進まないより悪いことである。  

正しい方向性を規定するのはより高度な職能を持つプリンシプル(原理)でしかない。  
しかし我々は今のところそれを欠いている。決定的に欠いている」  

nejimakidori

(『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹著 新潮社)


村上氏が「欠いている」と指摘する「正しい方向性」とは、社会全体の方向性を指していますが、「社会」といっても突き詰めれば個人の集合体に過ぎません。  
では、社会を構成する一人一人は、それぞれ「正しい方向性」が定まっているのでしょうか?

ここで常に「なぜ生きる」と問いかけているのは、そのことなのです。

(情報提供 浄土真宗親鸞会のクロヨン)





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